でも、洸のことを離れてからもずっと好きで忘れられなかったのも事実だ。
内心喜んでる自分もいるから、洸と慶に再会出来て嬉しかったりする。
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「って事。」
「昨日は?」
「昨日はお兄ちゃんの仲間とお兄ちゃんのお見舞い。」
別に隠してるつもりはなかったけど、言うつもりもなかった。
「お兄さんはもう大丈夫なの?」
「お兄ちゃん、2年前の事故からずっと植物人間なの。だから眠ってるよ。」
個室で一人、たくさんの管に繋がれて眠っているお兄ちゃん。
昨日は久しぶりにお見舞いに行ったのだ。
「那月、念のために聞くけどお兄さんの名前ってもしかして……」
「?」
硬い顔をしている慶。
洸は話の途中から何かを考えていて、固まっている。


