月を探す光


「すぐ病院行くわよ!」


「う、うん………」


なんか、非現実すぎて実感が湧かない。


言われるがままに車に乗って病院に行く。


看護師さんに案内されて手術室の前のベンチに座る。


手術中 の文字に冷や汗が止まらない。


「ナミ!那月!」


お母さんと手を握って祈りながら待っていると、仕事を抜け出したお父さんが来た。


ちなみにナミはお母さんの名前。


「貴方!どうしよう……」


お父さんが来て安心したお母さん。


お父さんの肩を借りて泣いているお母さん。



お兄ちゃんは、バイクで走行中に車に突っ込まれて意識不明の重体らしい。