月を探す光


「那月、大丈夫。大丈夫だ。」


「ひっく……ひっく……」


「お兄ちゃんが居ればもう安心だ。」


「う、ん……」


未だにあの光景が頭から離れない。


そのまま私は泣き疲れて眠ってしまった。



「ん"……」


朝起きると、自分のベッドに居た。


泣き疲れて水分不足で喉がガラガラ。


寝起きは最悪だった。


ケータイを見ると、洸と慶からの着信とメールが200件以上。


"那月何処だ!"

"今何処!?"

"電話に出てくれ!"

"どうしたの!?"


そんな私を心配するようなメールがたくさん入っていた。


でも、私以外の女と浮気するような洸なんて知らない。


ずっと一緒って約束したのに……


私の心は完全に凍ってしまった。