月を探す光


洸の背中から隣に移動する。


……洸の腕にしがみついてるけど。


「可愛いね。って言うか綺麗?」


「………」


可愛くもないし、綺麗でもないんだけど……


「あ、俺 佐野慶。よろしくね。」


「……宮崎那月。よろしくです。」


よろしくしたくないけどね!


あっかんベーっと心の中で舌を出す。


そんな私の事を知ってか知らずか苦笑している洸。


「俺の女。」


「……はぁ!?」


俺の女、かぁ……なんか嬉しい。


「え、ちょ…はぁ!?」


何故だかテンパる佐野先輩。


「落ち着けよ慶」


「え、だって相手1年だよ!?
お前そんな趣味だったっけ?」