月を探す光


そんな事を話してる洸達の隙に、私は洸の背中に隠れる。


自分のテリトリーに他人が入ってくるのは嫌いだ。


変化が嫌い。


人見知り発動だ。


「んで?その子は?」


「那月出て来い。」


「うー……」


やだやだ


屋上に私と洸以外の人間なんて要らない!


洸だけ居ればそれで良い。


「那月?隠れてちゃ顔が見れないだろ。」


「だって……」


「あとで甘やかしてやるから。」


「ほんと?」


「あぁ。今だけ頑張れ。」


「ん……」


変化が嫌いなんて、洸には言ってない。


でも、洸だから私の考えてる事が全部わかる。


私のしたい事を言わなくても分かってくれる。