月を探す光


「ねー洸?」


「なんだ?」


「洸の隣って、なんか落ち着くね」


「あぁ。俺も那月の隣がしっくり来る。」


「似てるね、私達。」


「似てるんじゃねぇ、同じだ。」



洸の肩に寄りかかって居ると、いつも眠くなってくる。


不眠症の私が昼間に眠くなるなんて奇跡なんだよね。


それくらい洸の隣が安心する。


「眠いか?」


「んー……」


「俺も寝る。」


洸も不眠症みたいで、やっぱり同じだねって笑いあったのも記憶に新しい。


私が寝るって言うと、洸も決まって寝ると言う。


屋上のコンクリートの床に二人で寝っ転がって、向かい合って寝るのがいつものスタイル。


「おやすみー洸」


「おやすみ那月」