月を探す光


「ほら那月、機嫌直せよ」


「むっ」


「むっ、じゃねぇよ。」


「腰痛い。全身痛い。」


「俺が運んでやるよ。」


「身体ダルい。疲れた。」


「運動不足だ。これから毎日運動して体力つけような?」


色気を含んだ甘い笑みを浮かべる洸。


運動って……なんか嫌な予感しかしないんだけど。


「むむむ」


「許してくれねぇとキス、お預けな?」


そう言って顔を近づけ、鼻と鼻がくっついてキスするかギリギリの辺りで寸止めした洸。


「洸の意地悪……」


「じゃあ許せ。」


なんで命令形なんだか……


「……許す」


「良い子だ。」


「ん…」


許すと甘いキスをしてくれる洸。


つくづく洸には甘いと自分でも思った。