月を探す光


那月side


「あり得ない。」


「ごめんって那月」


「マジ無いわ」


「だからごめんって」


私、宮崎那月 17歳。


今人生で一番怒っているかもしれない。


「何を朝からやってるの?」


「珍しいね。2人がケンカなんて。」


「痴話喧嘩かこのヤロー」


外野は黙れ。


私は今人生で一番怒っていて、人生で一番機嫌が悪いんだよ。



「あ"ーもう!」


このイライラは元凶である洸にぶつけるしかない。


そしてその洸は、いつもの態度とは一変してひたすら謝り通している。