月を探す光


「いやぁ!」


ほして本当に那月の嫌がる声がその部屋から聞こえてきた。


「「「那月!」」」

「那月ちゃん!」


急いでその部屋のドアを開けて部屋の中に入ると、そこに見えたのは


黒蛇の総長に組み敷かれてキスをされてる那月の姿。


これを見た瞬間、どうしようもなく怒りが込み上げて来た。


「てっめぇ……」


洸の聞いた事ないくらい低い声と共に吹っ飛んだ黒蛇の総長。


黒蛇の総長が退いて那月の姿がハッキリ見える。


「那月……」


頬は叩かれたからか赤くなっていて、胸元はブラが取られて見えていて。


守れなかったと、俺たちは絶望した。