月を探す光


パシン


「っ……」


「あんま調子乗ってるとグチャグチャにするよ?」


当たり前っちゃ当たり前だけど怒ったらしい金髪に、頬を叩かれた。


超痛い。


「んじゃいただいちゃおうか。」


「こっち来んな……!」


「あの岸野が寵愛してるお姫様とヤレるなんて俺幸せかもー」


「やめ……ん……」


どんどんと私に近づいてくる金髪。


「いやぁ!」


「良いね良いね。その声が聞きたかったんだよ」


……キスされた。


キモい金髪にキスされた……


気持ち悪い……


気持ち悪過ぎて涙が出て来た。


「もっと嫌がって良いよー。お姫様。」


「やめっ……」


ビリッ


服を破られて胸に舌を這う金髪。


ぬるっとした舌の感じが気持ち悪い。