目を開けると、知らない場所に居た。
「……どこ?」
いつものようにみんなで屋上で喋ってて、ワイワイやっていた。
んで、確かトイレに行く為に屋上を出て………
そっからの記憶がない。
なんか背後から薬みたいなのを嗅がされた記憶はある。
今の状況は、両手が後ろで縛られて床に転がっている。
コンクリートの壁に、何もない殺風景な部屋。
冷たく暗い雰囲気。
マジでここ何処?
なんでこんな所に私居るわけ?
洸は?慶は?女顔は?翔は?
みんな何処?
キョロキョロとみんなを探していると
「あっ、お姫様起きた?」
ガチャ
扉が開いて金髪のチャラい男が入って来た。