「倉庫であいつらにも報告しねぇとな」
「ん。」
倉庫に行って報告すると
「良かったね。おめでと」
「おめでとー!那月ちゃん!」
「良かったな。那月。」
みんな喜んでくれた。
この日のご飯はいつもより豪華で。
私の完治祝いをしてくれた。
ついでにケーキも出てきて、誕生日か、ってツッコミたくなったのは内緒。
家に帰ると、ふと冷静になった。
洸が私の家に住むのって、私の傷が完治するまでだよね……
って事は明日辺りに出て行くって事だよね……
寂しい。
また、寝れない日が続くのか。
洸が居れば睡眠薬なんて飲まなくてもすぐ寝れるのに……やだなぁ。
「洸、いつ帰るの?」
「あぁ?俺に出て行って欲しいのか?」
「違くて。だって私の傷治ったし……」
「はぁ……何言ってんだ那月。」
「え?」
「これからずっと住むに決まってんだろ」
「へっ?」
「俺、那月居ねぇと寝れねぇし。那月もそうだろ。お互いの為だ。な?」
「良かったぁ」
「那月を1人にするんけねぇだろ。バカ」
こうして洸との同棲がスタートした。