月を探す光


ため息を吐いてる慶は置いといて、いつもの席に洸が座って、私は洸の脚の間に収まる。


これが定位置になっていたりする。


それからは各自 自由に好きな事をやっている。


洸は私にキスしたり髪の毛をクルクルしたりしてて、慶はパソコン弄ってて、女顔はテレビ見てて、翔はスマホを弄ってる。


私は洸の髪の毛で遊んでる。


誰も喋る事はないから、静かな幹部室。


これがいつも。


何の為に集まってるのかいまいち分からない。


そんな事するなら自分の家に居ても変わらなくない?



って思って聞いたら、慶曰くここにいる事に意味があるらしい。


なんの意味があるんだか。


私には分からない。