月を探す光


ベッドは一人暮らしだから当然シングルベッド。


試しに洸と二人で寝てみると


「……せまくない?」


「せめぇ方が那月とくっつける。」


ぎゅうぎゅうなんだけど、洸がそう言うなら仕方ない。


洸に抱き締められて、腕の中にすっぽりと収まった私。


「…こういうのもたまには良いかも」


「あぁ。那月を全身で感じられる。」


「おやすみ」


「おやすみ」


洸が居ると何故か睡眠薬ナシで寝れる。


こうして私は意識を手離した。



「愛してる」


この言葉を最後に聞いて。