月を探す光


「結構広いんだな」


「うん。一人じゃ少し広すぎるかも。」


2LDKの一人暮らしにしてはデカ過ぎる私の家。


部屋が余って仕方ないのだ。


元から私物が多い方じゃないから余計に。


「寂しかっただろ。こんな広い家に一人で住んでて。」


「んー、確かにそうかも。」


あまり気にした事なかったけど。


テレビ見てるとたまに虚しくなってくる時がある。


「これからは俺も住むからもう寂しくない。安心しろ。」


「ん。」


「もうお前を一人にさせねぇ。」


なんでだろう。


洸が言った言葉は私の心にスーッと溶けていく。


心が温かくなる。