「泊まる。」
「え？」
「そんな状態で一人で居させられっか。
これから俺は那月ん家住む。」
「はぁ？」
おい洸、なに言ってんだよ。
那月も驚いてるし。
「洸の着替えないよ？」
いや、那月。
気にするポイント間違ってるから。
……今に始まった事じゃないけど。
「んなの後で取りに行けばいい話だ。」
「そっか」
「でも洸の寝る所ないよ？」
「ソファで寝れば良い。」
「それじゃダメ！身体が痛くなる」
「じゃあ那月と一緒に寝る。」
「……狭くて良いなら別に良いけど」
「他には？」
「ないけど……」
「じゃあ決まりな。」
こうして半ば強引に、那月と洸の同棲は始まった。
