月を探す光


賢さんにはなんでもお見通しらしい。


なんでそれだけで全部が分かるんだか…


不思議だ。


「おら嬢ちゃんベッドに下ろして腹出せ。」


「……やっぱ湿布だけ貰えば良い。帰る。」


おい洸。

何を思ってそんなこと言ってんだよ。


那月の痣は相当酷いんだぞ。


「おい洸」


「俺以外の男に那月の腹触られるとかうぜぇ。」


「はぁ……」


もうため息しか出ないよ。


「今そんなこと言ってる場合じゃねぇからここ来たんだろーよお前ら」


賢さん、ごもっともです。


もっと洸に言って下さい。