賢さんにはなんでもお見通しらしい。 なんでそれだけで全部が分かるんだか… 不思議だ。 「おら嬢ちゃんベッドに下ろして腹出せ。」 「……やっぱ湿布だけ貰えば良い。帰る。」 おい洸。 何を思ってそんなこと言ってんだよ。 那月の痣は相当酷いんだぞ。 「おい洸」 「俺以外の男に那月の腹触られるとかうぜぇ。」 「はぁ……」 もうため息しか出ないよ。 「今そんなこと言ってる場合じゃねぇからここ来たんだろーよお前ら」 賢さん、ごもっともです。 もっと洸に言って下さい。