「おいお前ら。盗み聞きしてんならさっさと出て来いよ。」
どうやらバレていたらしい。
「あらら。」
「げっ…」
「俺知らね」
最高に機嫌の悪い洸。
「賢に連絡しろ。病院行く。」
「了解」
賢さんに連絡して、俺たちは病院に向かう。
向かう途中の車の中では謝罪の嵐だった。
「那月、気づけなくてごめん」
「那月ちゃん痛い思いさせてごめん」
「マジですまねぇ」
「別に慶達の所為じゃないから謝らなくていいのに……」
こうしているうちに病院に着いた。
洸は相変わらず那月を歩かせようとはせず、お姫様抱っこで運んでいる。
那月も特に気にした様子はないからおれたちも口出しはしないけど……
他の患者さんから注目を浴びてるのは間違いない。
なんせ二人とも、超が付くほど美男美女だし。
余計だよね。


