月を探す光


いつも通り那月が適当な理由を付けて屋上を去ってすぐ。


俺たちは行動を開始した。


「那月の後着けるぞ。」


「おぉー!」


「ワクワクしてきた!」


なんて能天気なバカ2人は置いといて。


嫌な予感しかしないのが本音。


だって那月が向かってる所って……


「体育館裏…?」


なんでそんな所に……


なんて疑問はすぐに解けた。


「おせぇよ」


「よく毎日逃げずに来るよな」


「ギャハハハ」


「さっさとやっちゃおうぜ」


「やれやれ」