月を探す光


次の日の昨日と同じ時間


「さっさと別れろよ!」


「なんでてめぇが洸さんと!」


「ふざけんなっ!」


「なんで普通に洸さん達と話せるんだよ!」


「お前なんか…お前なんかっ!」



「かはっ……っ……った……」


体育館裏では人数が増えて、5人の女からリンチを受けている。


やり方も昨日と変わらず、服の下で見えない部分ばかりを狙われる。


2人でもキツかったのに、5人はさすがに抵抗のしようもない。


来て早々に背後から固定されて攻撃を受けている。


蹲っている私をオモチャのように容赦なく蹴るギャルABCDE。


みんな似たようなメイクしてるから、顔がどれも同じに見える。


それを毎日呼び出されて、同じ所に同じ攻撃をくらって1週間。


本当に地獄だ。


最近ではもう慣れてきて、感情をシャットダウンしてただひたすら終わるのを待つようにしている。