「なんで転校して来たばかりのてめぇが洸さんの彼女なんかになってんだよ!」
「私、洸と中学の時から付き合ってんだけど。」
ずっと、じゃないけどね。
一回別れた(つもり)だけどね。
面倒臭いから嘘くらい吐いてもいいよね?
「はぁ!?んなわけねぇだろ!」
「洸さんにそんな噂ねぇよ!」
「隠れて付き合ってたんだから知らなくて当たり前だし。」
これは本当。
中学から付き合ってて、それを知ってたのは慶だけだ。
驚いたのか私の事を解放してくれたギャルB。
「とりあえず忠告はしたからな!」
「明日は5時間目サボってここ来いよ!
いいな!」
そう言って去って行ったギャルAB。
……まぁいいか。
さほど気にしないまま私は屋上に戻った。


