Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~

「珍しく学内の子と付き合ったって聞いたから、どんな子かと思って見に来たら、これですか!?」



…これです。



部員の一人、小島さんが言った。

「キヨちゃんをイジメないでよ。別にいいじゃん。セーアは、メシのタネにしてただけでしょ?」




メシの…タネ…?




セーアと呼ばれたその子は、私を上から下まで眺め回した。

「…ないわぁ」


分かってます…ううぅ。