Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~

「矢倉くんもカッコ良かった…」

「ホント?」

「うん」

「打ち上げくるんだよね?」

「うん」



矢倉くんが呼ばれた。

「またね~」

「うん」



私は『うん』しか言えないの!?



矢倉くんの背中を見ながら、ため息をついた。



寒いのに火照る…。

手で顔を扇いだ。