Bu-KIYOびんぼう ~幼なじみと不器用な約束~

タケルくんを病院の玄関まで見送った。


カバンが重そう…

これから予備校に行くのかな?


タケルくんが、病院を仰ぎ見た。



この人は、大人になった。


体も大きくなったし、私にしがみついた、あの日の幼さがなくなっていた。



だけど目だけは、あの日のままだ。

まっすぐに私自身を見つめてくれた。



ありがとう。



タケルくんは、送迎バスに乗り込むと両腕に顔を埋めた。





ありがとうね。