「私があんな事したせいで別れる事になって、ずっと後悔して…。ふざけるなって言うかも知れないけど、トモくんの事がホントに好きだったから、どうしても言えなかった…。もう会えなくても…トモくんとの繋がりを残しておきたかったの…。」
うつむいたアユミの目からこぼれた涙が、膝の上に置かれた手の甲を濡らした。
トモの目に映るその光景が、別れ話をしたあの日の光景と重なる。
そしてトモは、最後にアユミを抱いた夜の事を不意に思い出した。
自分からアユミが離れて行くような気がして、焦りと不安が抑えきれず、なんとかしてアユミを繋ぎ止めようと、抵抗するアユミを無理やり押さえ付け、強引に抱いた。
まだ大学生だったあの頃、いつもはきちんと避妊をしていたのに、あの時だけはアユミを繋ぎ止める事しか考えられず、トモはわざと避妊をしなかった。
その後、別れてトモの前から姿を消したアユミからはなんの音沙汰もなくて、繋がりのなくなった自分は、アユミとはもう2度と会えないんだと思っていた。
(オレは…知らないうちにこんな形で、またアユちゃんを縛り付けてたんだな…。)
「ごめん、アユちゃん…。あの時…オレはアユちゃんを誰にも取られたくなくて…オレから離れて行かないでくれって…オレだけのアユちゃんでいて欲しくて…なんとかして、アユちゃんを繋ぎ止めようとした…。」
「うん…。」
「オレは…ずっと会いたかったよ。戻って来て欲しいって、ずっと思ってた…。別れてからもずっと、忘れた事なんてなかった。」
「トモくん…。」
うつむいたアユミの目からこぼれた涙が、膝の上に置かれた手の甲を濡らした。
トモの目に映るその光景が、別れ話をしたあの日の光景と重なる。
そしてトモは、最後にアユミを抱いた夜の事を不意に思い出した。
自分からアユミが離れて行くような気がして、焦りと不安が抑えきれず、なんとかしてアユミを繋ぎ止めようと、抵抗するアユミを無理やり押さえ付け、強引に抱いた。
まだ大学生だったあの頃、いつもはきちんと避妊をしていたのに、あの時だけはアユミを繋ぎ止める事しか考えられず、トモはわざと避妊をしなかった。
その後、別れてトモの前から姿を消したアユミからはなんの音沙汰もなくて、繋がりのなくなった自分は、アユミとはもう2度と会えないんだと思っていた。
(オレは…知らないうちにこんな形で、またアユちゃんを縛り付けてたんだな…。)
「ごめん、アユちゃん…。あの時…オレはアユちゃんを誰にも取られたくなくて…オレから離れて行かないでくれって…オレだけのアユちゃんでいて欲しくて…なんとかして、アユちゃんを繋ぎ止めようとした…。」
「うん…。」
「オレは…ずっと会いたかったよ。戻って来て欲しいって、ずっと思ってた…。別れてからもずっと、忘れた事なんてなかった。」
「トモくん…。」



