幸せの定義──君と僕の宝物──

それからリュウは、おずおずとハルの肌に口付けて、ゆっくりと愛情を確かめるように身体中に舌と指を這わせた。

リュウが時間をかけてハルの体を優しく丁寧に愛撫すると、まだ誰も受け入れた事のないハルの体はリュウを感じて、少しずつリュウを受け入れるための準備を整える。

リュウはハルの腰を引き寄せ、できるだけハルがつらくないように、ゆっくりとハルの中に入り込んだ。

ハルが顔を歪め、苦痛の表情を浮かべながら、初めての痛みに耐える。

「ハル…大丈夫か?…やめるか?」

リュウが心配そうにハルの顔を覗き込んだ。

「痛い…けど…やめないで…。」

そう言ってハルはリュウの背中を抱きしめる指先に力を込めた。

「わかった…できるだけ優しくする。つらかったら言えよ。」

リュウは込み上げる愛しさを伝えるように、ハルの唇にキスをした。

「ハル、好きだ。ずっとオレだけのハルでいろよ。」

「うん…。大好き…。」



こんなに優しくしたいと思うのも、愛おしいと思うのも、リュウにとって生まれて初めての経験だった。

ずっと気になっていた歳の差も、戸籍上は身内であると言う事も忘れるほど、すべてが愛しくて温かい。


この先何があっても、ハルをこの手で守って幸せにしようとリュウは思った。