幸せの定義──君と僕の宝物──

ユウは意地悪く口元に笑みを浮かべながら、落ち着かない様子のリュウを見る。

「ふーん…?それはジェラシー?」

「うるさい…。」

込み上げる笑いを堪えながら、ユウはスマホを操作する。

「じゃあ、リュウが見てあげなよ。すっごくかわいく撮れてるから、惚れ直しちゃうかも…。送るよ?」

「わかったから…。もう好きにしてくれ…。」

言い返す気力もなくなるほどぐったりしたリュウのスマホに、ユウはハルの画像データを送信した。

「ハイ、送信っと。せっかくだから待ち受けにしたら?」

「するか!!」

「ふーん…。オレはレナとマコトの写真、待ち受けにしようかな。子供が生まれたら、オレが撮ったレナと子供の写真待ち受けにしよう。」

「愛妻家な上に今から子煩悩だな、ユウ…。」

「かわいい嫁はいくら見てても飽きない。多分子供と一緒なら尚更だ。」

恥ずかしげもなくかわいい嫁などと言うユウに半ばあきれながらも、思っている事を素直に言葉にできるユウを羨ましいともリュウは思う。

「ハイハイ…。ノロケ話ほどアホらしいもんはねぇな…。」

「って言いながら、リュウも一人でその写真眺めてデレるんだろ?」

「……デレねぇっつーの…。」

(絶対誰もいない所で一人で見よう……。)