幸せの定義──君と僕の宝物──

「カメラマン、出番よ。」

「ハイ、監督。」

レナはマユの指示通り、マコトのかわいい笑顔にメロメロになって微笑んでいるハルの写真を、何枚かスマホのカメラで撮った。

「さすが、スマホのカメラでもプロは違う!!次はレナもマコトとのツーショット撮ってあげるよ。」

マユはマコトを抱いたレナの写真を何枚か撮って、スマホをレナに渡した。

「それ、片桐に送って。もちろんハルちゃんの写真もね。」

「え?リュウさんじゃなくて?」

「いいのいいの。片桐がリュウに見せるから。その後、間違いなくリュウに転送する。」

「なんで?」

「リュウは自分から送ってくれとは言わないだろうけど、片桐がリュウの気持ちを察して勝手に送る。リュウは誰にも見られないように一人でその写真を眺めて、早くハルちゃんをお嫁さんにしたいな、子供ができたらこんな感じかなってデレる。間違いない。」

「そこまで…。さすがマユ…。」





ユウは手元のスマホがメールを受信した事に気付き、メール受信画面を開いた。


“ハルちゃん、お昼前に無事に着いたよ。
美味しそうな桃とブドウいただいたの。
ユウからもリュウさんにお礼言っておいてね。
今、マユとマコトくんも遊びに来てて、
みんなでおしゃべりして楽しく過ごしてます。
写真を撮ったので送るね。”


添付された画像を開き、マコトを抱いて微笑むレナの姿を見て、ユウは嬉しそうに笑った。