〜幹部室〜

有斗「僕の姉ちゃんがいたんだ…自慢できるような姉ちゃんだった。ある日姉ちゃんはフラれたのをキッカケに親がいないとこで僕を殴ったりしたんだ。あんなに優しかった姉ちゃんはその時コワレタ」


『………うん』

有斗「しばらくそんな日々が続き、親が
僕を姉ちゃんが殴ってるところを見てしまった
当然、なんでこんなことをしたんだ!って姉ちゃんを叱りつけた。そして次の日姉ちゃんは…………
出て行った」


有斗「それから全然姉ちゃんをみてない
死んでるのか、生きてるのか
分かんないや アハハッ ハハッ」

『泣いて』
その一言で有斗は泣いた

有斗「情けないよ自分が…姉ちゃんを守らなくちゃいけなかったのに…な」


その日の有斗は
無口でもクールでもなく

素の有斗だったような気がした