〜公園〜

ベンチに座った

『いきなりだけど、翼の過去を話してくれない?』

翼「えっ?えぇー?過去か…うん市組ちゃんなら話しても良いかな」

翼「俺は昔父さんだった人に殺されかけたんだよね、昔の父さんは優しくて強くて俺の憧れだったのに母さんが浮気したのが原因で俺に暴力をふるうようになったんだ。日に日にエスカレートしていく暴力や
言動、そして…………………包丁をっ」

『ゆっくりで良いよ?』

翼「包丁を握って俺に向かってきたんだ
その時俺は、もう死ぬんだと思って目をつぶったら、いないはずの母さんが俺の上にかぶさってて…急いで救急車と警察をよんだ。父さんは立ち尽くしてて動かない
しばらくして救急車、警察がきて
母さんは救急車で運ばれて
父さんは警察に連れてかれて
俺は生きる希望をなくしたんだ」


『……………』

翼「そんな時、行く所がない俺を光が
拾ってくれたんだ。段々打ち解けていって、今にいたるってわけ」


『ふーん、話してくれてありがと!』

翼「えっ?同情しないのか??」

『同情されて嬉しくないから同情しないだけだけど?それよりこうやって話を聞いてくれることが嬉しいんじゃない?』


翼「………ありがとう」

『よっし!倉庫もどるか』


翼「おうっ!」