起きると、朝になっていた。


どうやらあのまま熟睡してしまったみたい。


諒真さんの姿はない。


あの倉庫に行ったんだろう。



テーブルの上に置き手紙があって、

『飯食っとけ』

と書かれている。



飯?


辺りを見回しても、それらしきものは見つからない。



冷蔵庫の中にも、ない。


どういうことだろう??



首を傾げていると、玄関の扉がバンッと開く音がした。


ドタバタと駆け込んできたのは諒真さん。



「悪ぃ!!飯用意すんの忘れてた!!」


「……えぇ?」