涙が止まったと思ったら、眠気が襲ってきた。 「諒真さ……眠い…………」 「寝ていいぞ」 そんなこと、言われても………… ここ、諒真さんの胸の中なんだけど…… 「ここで……?」 「嫌ならいい」 でも、ここ、あったかいし…… 落ち着くし………… 「寝る……」 「…………おやすみ」 諒真さんの息遣いを聞きながら、あたしは眠りにおちた。