「だから奈緒」



あたしの耳元に口を寄せ、諒真さんは囁く。



「ちゃんと俺を酔わせてくれよ?」


「……へっ!?それってどういう…………」


「教えねぇよ」




その言葉の意味を理解した時には、


あたしはもう抱かれていて。