唇が、重なる。 「っ…ん……」 彼は背が高いから、背伸びの格好になる。 体から力が抜けるのに、手は離してくれなくて。 諒真さんの頭の重さで、どんどん濃厚になる。 「奈緒」 一旦唇を離し、諒真さんが見つめてくる。 「な、何……?」 ものすごく真剣な瞳で、彼は言った。 「お前さ……今服着てないの知ってる?」 「え゛……あ」 間抜けな声をだしてふと体を見ると、諒真さんが着せてくれた男物のシャツ以外何も着ていないことを思い出した。