「レオー!ルーちゃん!」


いきなりドアの開く音が部屋にこだまする。


「うるさい…ルイ」

「もう!いつものことでしょ?」



そう呆れながらも笑顔で返す彼女――。
そして彼女は魔女だ…。


髪が長く、笑顔が可愛らしい子だ。
魔女の中では…まぁ、そうだな……少しドジる。


そんでもって…俺の好きな人…。


まぁ、向こうは気づいてないみたいだが…。



「まぁ、確かにいつものことだが…」

「でしょ?あ!!ルーちゃん、はい、お菓子」

「おー!新発売の死魂んじゅう!」


ルーは目を輝かせて饅頭を大事そうに抱き抱える。