「俺は、ルイが好きだから………ミーは俺がルイに取られると思ったみたいだ………だから、ミーはルイに………本当に、、ごめん、、辛い思いをさせて、助けて挙げられなくてごめん」



悔しい………ここまで、無能な自分が今はとっても悔しい。
そう思って歯を食いしばっていると、ルイは俺を抱きしめる。


「私も、、、好きだから、、私もレオが、、好き」


「え?」


今度は俺が驚く。


「レオはどんな時も、人に優しくて、自分が辛いのを余所にいつも、周りばっかで、、でも、誰よりも頑張ってた」


「私は、、、そんなレオが好き、、私ね?ミーちゃんに言われたの………お兄ちゃんを取らないで!諦めてって、、」


「……………」



俺がいない間にそんな事が起きていたなんて……。
予想だにしなかった、、。



「でも、私はレオが好きだから、、諦めてくないから、、気持ちを伝えたら、あぁ、言われちゃって………ダメだね私。」



「ルイ……………この後、ミーがちゃんと謝る。後で聞いてやってくれ………」




俺の言葉にルイは黙って頷いてくれた。