「なんで?!、、ルイさんは私からお兄ちゃんをとるつもりなの?!」



ミーちゃんは悲痛な声と共に私に向かって叫ぶ。
それが、どんだけ私の心に響いたかは私しか知らない。



だけど、、



「ごめんなさい、、でも、私はレオが好きなの……」



レオは私にとって、大切な人だ。
いつも、私に微笑んでくれて、勇気づけてくれて、辛い時は傍に居てくれる大切な人。




「…………!!私の方がお兄ちゃんの事好きだもん!なのにどうして、、お兄ちゃんはルイさんの事………」


「え??」


レオが私を…………ナニ??
そして、ミーちゃんに言われたこの言葉───。



「ルイさんなんて、大っ嫌いッ!!はやくお兄ちゃんの前から消えてよ!」




その言葉と同時に足音が聞こえ、振り返ればレオがいた。
そして、居ても立っても居られず、、って訳でここにいる私。