「あ、ありがとう、、助かった」



私はユウから離れて鼻をすする。
すると、ユウは私の顔をマジマジと見つめてくる。


「な、なに?」


私が恐る恐る声をかけるとユウはニヤニヤする。


「レルって口調も変わるね。そっちが本当?」


「なっ!五月蝿い!黙れユウ!」


口調の事はルイだけ知っている。
2人きりで出かける際はこうした口調になる。



「図星だね〜。それにしても、、涙目ってそそるな、、」

「ッ!離れろ!この変態ヴァンパイア!」



私はユウを思いっきり振りほどく。
だが、勢い余ってすぐ近くのベッドに倒れてしまった。


「おっと!」


ユウも巻き込んで、、、。