「えー!それは、なくない?レル」 「仕事があるんだ!分かるだろ!」 と、言っても秘薬墨で魔法紙に術式を書くだけだが。 「とにかく、私は失礼する」 私は後ろを向いて足を踏み出そうとするが、ユウが私の前に来て、 「どうせ、仕事は術式を書くだけでしょ?」 「!!………それもあるが、別のもある」 ニヤリと不敵な笑みを添えながらユウは微笑む。 「嘘はいけないよレル。仕事はそれだけだ」 「その根拠は?」 私は表情を崩さずにユウを見つめる。