「ば、バカか?人をおちょくるのもいい加減にしろ」



私は顔を歪めてユウにそう言う。すると、ユウはケラケラ笑って、



「俺、本当のことしか言わないよ。本気でレルが好きなんだって!」


「、、信用ならんな」



その顔で言われると嘘にしか聞こえない。


とも言いたかったが置いておこう。


「じゃあ、俺行くね〜また後で〜」


そう言ってユウは一人立ち去った。



「用件は一体何だったんだ、」



誰も通ってない廊下で私の声が小さく響いた。