死神の愛情表現




「それじゃあ私は仕事があるからな、戻るよ」



レルはそう言い俺達に背を向けて去っていった。俺達も歩こうとしたとき、


「おい、レオ!」


「?何だよレル」



レルに呼び止められる。
後ろを振り替えるとレルは微笑みながら、



「今から二人が向かうお店、期間限定のスイーツがあるぞ、それだけだ…楽しんでこいよ」


「あ、レル!」



そう言いレルは再び背を向けて行ってしまった。


「サンキューレル」



俺は去っていったレルの背中にポツリと呟いた。


「おーい!レオ!おいてくぞ~!」



そこでルイに呼ばれる。