「まぁまぁ、怒るなって…置いてくぞ?」 俺がこう言うとルーは慌てたようにこちらに向かってくる。 「ふふっ…ルーちゃんは相変わらず可愛いわね~」 ルーはあ、ヤバイと、顔を歪ませたが、ルイはにまーっと顔を緩ませてルーを思いっきり抱き締める。 「うぎゃーー!!は、はなせー!」 「放さないよ~」 ルイはそう言いながらルーの頬をすりすりとよせる。 そして、しばらく歩いていると、 「あ、ルイとレオじゃないか…」 「わっ!レル!どうした?」 前からレルが現れた。