「レオ!ルイ!な、!」


「大丈夫か?!―――お、前ら…」



そこに、ユウとレルの声が聞こえた。
俺とルイはゆっくりと離れて距離をとる。



「レ、ルちゃん、、ゆ、ユウ、、」


ルイのか細い声が聞こえる。
俺はルイを無表情で見つめた。



「レオ、、一体ど、して、、何があったの…」


「おもしれぇ質問すんな…」



俺は鼻で笑う。
すると、ルイは俯く。


俺はそこで、フッと意識が戻るような感覚がした。



だって、、ルイが涙を一筋流したからだ…。
また痛み出す左目を抑える俺にルイは俺に手を伸ばしてきた…、だが、俺はニヤリと微笑み、




「お前に俺は救えねぇよ…」



そう言った。
そこで、俺は気を失った。


意識を失う前に少し見えたのは懸命に手を伸ばしていたルイの姿だった。