これ以上見ていると心臓がドキドキ痛いから目を逸らす。


そして帰路についた。





──次の日




「心恋!おはよう」


「おっ!?…おはよう」



隣の席の琉稀くんと挨拶するだけでも声が裏返っちゃうな

…恥ずかしい


しばらくうつむいて顔の火照りをとっていると、急に腕を捕まれ走り出した。



「えっ……えぇっー?!」

「いいから、きて」