「はぁ…」


「──何ため息ついてんの?」



制服の苦しさと、恋もまだということで大きなため息をつくと、不意に後ろから聞こえた声。


ビクッと肩を揺らして振り返ってみれば……



──……っえ?



やたらかっこいい男子がいた。


(……もしかして、凄いウワサになってる男子って……)