ユメセカイ

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森の中、馬に乗り走る


こっそり城を抜け出している


ハイドさんに、会ってやってもらいたいことがあるから、近々そちらえ向かいます。という文を読ん貰ったのだが、この頃公務ご忙しくて会えるのはもっと先になりそうだった

ハイドさんが俺を頼るなんてかなり珍しいいや初めてだったから、なるべく早く会いたくて深夜に城を抜け出してき所存だ


この時間帯、魔獣は闊歩しているが、この馬の魔獣であるゲラリウム。
この国、いやこの世界では1、2を争う程強いり
風のように速い駿馬だ
今は俺と契約をしている。
契約の証に額には俺の魔法陣がある

木々をうまく避けて進む

城からハイドさんのいる教会までは森を抜けなけらばいけない

あと少しで教会という所で、かすかに歌が聞こえた


綺麗な歌声…


今まで聞いたオペラ歌手などよりももっと純粋で綺麗な心に染みるような歌声

歌詞までは聞き取れなかったが、とても気に入った


なぜこんな森の中で?


思わずゲラリウムを止めて声の源を探す



ゲラリウムから降りると、探していると


一箇所に魔獣が数体集まっているのが見える


魔獣は基本、団体行動をしないはずなのだが


それに 人間の俺が近くにいるのに襲って来ないのも不思議だ

魔獣たちはどうやら中心にいるなにかを見ていた

魔獣の図体がでかくてよく見えない


隙間からチラリと人間の足が見えた

っ!人が襲われている

素早くゲラリウムに飛び乗って


ヒヒーン


魔獣たちに威嚇をする


普通、この程度の魔獣ならすぐにこの威嚇で去っていくのだが、魔獣たちはこちらに気づいたのに去ろうとはしなかった

そう、まるで守っているかのように