ユメセカイ

案内されたのは元いた部屋だった


途中、可愛い子供達に話かけられたけどいかんせん言葉がわからない私は笑顔で誤魔化した


ううっ、折角幼女とおしゃべり出来るチャンスだったのに、言葉がわからないなんて


先ほどまたあの黄色い髪の人に待っててとジェスチャーされたので部屋で待つことおよそ1時間


扉が勢いよく開いて


「ミモザラッ、セイラエセイラエ」


あの赤毛のツインテール幼女が入って来て、可愛く手招きしていた


頷いて、着いて行くが、



んーっもう可愛いのなんのって!

小走りして後ろ振り向いて私が来るのを確認しては小走り



ああ、本当可愛いわ


喜びに浸りながら着いた先は、食堂だった


20人くらいの3歳から10歳くらいかな?の子供が食べ物の前に座っていた

赤毛の幼女に促されて座った




うん、いい香り。
これは、シチューにパン、そしてサラダだ



黄色い髪の人が前に立っている



おっ、いただきますの挨拶かな



「ラナ、トヒユコメ」

「「「「トヒユコメ」」」」


皆手を合掌している

私ワンテンポ遅れて合掌し、遅れ言うのも恥ずかしいので心の中でトヒユコメ。



この中で唯一の大人であろう黄色い髪の人は、私の目の前 に座って食べていた


終始無言ではあったが、こちらに和やかな表情を向けてくれているのでそこまで苦ではなかった

食事も終え、子供達とおしゃべり、と言っても私は言葉はわからないのだし一方的に子供達が話して私が相槌したりするだけなのだが、楽しそうにしてもらえたので良かった。
声を出さなかったため、きっと声が出ないと思われているだろうな