僕があの子を好きになっても良いですか?







「あっ…いえ…あの…その…
き…気にしないでください…!」




一気に体温が上がるのが自分でもわかる

最近気が緩んでいるのか

色々言っちゃって恥ずかしすぎる…!

恥ずかしすぎて爆発しちゃいそう




「でも良かったです~
斗真にこんな良いお友達が出来て

友達いなかったもんな今まで」


「…まあね」




笑い合うイケメン兄弟に

あたしは爆死寸前だった




「す…すみません!
お手洗い借りても良いですか!?」


「どうぞ?
ここを出て右へ行ってすぐです」


「ありがとうございます!」




あのままあんなイケメン見ていたら飛んで行っちゃうよあたし

あたしは絶対真っ赤になっているであろう顔を両手で挟みながら

リビングを出た





…にしても広い場所

リビングって普通の家と同じ言い方しちゃいけない気がする

パーティー会場みたいに広いんだもん