ふたりだけの空間を味わっている中

聞こえた頼りないけど

隣にいると安心する声





「…当たり前じゃない
あたしの方こそお願いしたいよ

傍にいてよ白羽くん
隣にいてよ白羽くん

……ね?」


「……ありがとう…」





白羽くんは熱で真っ赤になってしまった顔で笑うと

そのまま瞼を閉じた

数秒後に規則正しい寝息が聞こえてきた




「…寝ちゃったんだ……」




眼鏡もビショビショだから

今白羽くんは眼鏡をかけていない

…寝顔もイケメンとか反則だよ




「ルール違反だよ…白羽くん?」




あたしはその寝顔を見ていると安心して

そのまま眠ってしまった