「これから先だって
僕はずっと迷惑かけるかもしれないよ?

責任だって取らされるかもしれない

それなのに…僕で良いの?」




キミにはもっと似合う人が…

そう思っていると






『バシンッ!!』


「ッ!!??」





いきなりだった

同時に信じられなかった





「黒木さん……?」





黒木さんが

僕の頬を思い切りぶっ叩いたのだ

触れていないけどわかる

叩かれた右頬が熱い





「ごめん叩いて
それは謝る

だけど白羽くん
あたしの意思をあんたは舐めきっている

あたしは責任や迷惑だけで
白羽くんを嫌いになるほど

アッサリした女じゃないっ!!」